前回の#1「ドメイン・サーバーの選び方」では、ホームページづくりの土台となる「住所(ドメイン)」と「土地(サーバー)」を決めるところまで進めました。今回はいよいよ、その土地に”建物”を建てる作業——WordPress本体のインストールです。
「インストール」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、安心してください。今のレンタルサーバーはこの作業をほぼ自動化してくれるので、初心者でも10分ほどで完了します。この記事では、画面のどこを押せばいいのかが分かるように、手順を一つずつ丁寧に解説します。
WordPressインストールの全体像
昔はWordPressのファイルを自分のパソコンにダウンロードし、サーバーに手動でアップロードして、データベースを作って……と、初心者には高いハードルがありました。しかし今は、サーバー会社が「ボタンを押すだけ」でインストールできる仕組みを用意してくれています。まずは全体像を整理しておきましょう。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 所要時間 | 約10分(DNS反映を含めると最大24時間) |
| 難易度 | ★☆☆(画面の指示に従うだけ) |
| 必要なもの | 契約済みのサーバー・ドメイン・メールアドレス |
| 費用 | 追加費用なし(サーバー料金に含まれる) |
インストール方法は2つある
WordPressのインストールには、大きく分けて2つのルートがあります。どちらを選ぶかは「サーバーをこれから契約するのか」「すでに契約済みなのか」で決まります。
| 方法 | こんな人向け | 特徴 |
|---|---|---|
| クイックスタート | これからサーバーを契約する人 | 契約と同時にWordPressまで自動設定。最速・最も簡単 |
| 簡単インストール | すでにサーバー契約済みの人 | 管理画面から数クリックで追加インストール |
前回おすすめしたエックスサーバーを例に、それぞれの手順を見ていきます。
<推奨>エックスサーバー「クイックスタート」の手順
これからサーバーを契約する方は、迷わずこの「クイックスタート」を選んでください。サーバー契約・ドメイン取得・SSL設定・WordPressインストールをすべて一度に済ませてくれる、いちばんラクな方法です。
STEP1:申し込み時に「WordPressクイックスタート」を選ぶ
エックスサーバーの申し込み画面で、料金プランを選んだあとに「WordPressクイックスタート」という項目が出てきます。ここの「利用する」にチェックを入れるだけで、面倒な設定がまとめて自動化されます。なお、クイックスタートを使うと申し込み後のキャンセル(無料お試し期間)が適用されない点だけ覚えておきましょう。
STEP2:ドメイン名とサイト情報を入力する
次の画面で、#1で決めたドメイン名と、サイトに関する情報を入力します。ここで入力する内容は次のとおりです。
- ブログ名:あとから変更できるので仮でOK
- ユーザー名:WordPressにログインするID(半角英数字)
- パスワード:推測されにくい強固なものを設定
- メールアドレス:重要な通知が届くので普段使うものを
ユーザー名とパスワードは、このあとログインで必ず使います。スクリーンショットやメモで必ず控えておきましょう。
STEP3:SSL(https化)が設定されているか確認する
クイックスタートでは、サイトを安全な「https://」で表示するためのSSL設定も自動で行われます。申し込みが完了したら、自分のサイトURLをブラウザで開き、アドレスバーに鍵マークが付いていればOKです。これで訪問者に「安全なサイト」として表示されます。
すでに契約済みの人向け「WordPress簡単インストール」
「サーバーはもう契約してあるけど、WordPressはまだ」という方は、サーバー管理画面(エックスサーバーならサーバーパネル)から追加でインストールします。手順はとてもシンプルです。
- サーバーパネルにログインする
- 「WordPress簡単インストール」をクリック
- インストールするドメインを選ぶ
- ブログ名・ユーザー名・パスワード・メールを入力
- 「確認画面へ進む」→「インストールする」で完了
インストールが終わると、ログイン用のURL(管理画面アドレス)が表示されます。この画面も必ず控えておきましょう。
インストール後すぐにやる初期設定3つ
インストールが完了したら、記事を書き始める前に最低限やっておきたい設定が3つあります。ここを最初に整えておくと、後から「やり直し」が発生せずスムーズです。
① 一般設定(サイトタイトル・キャッチフレーズ)
管理画面の「設定 → 一般」で、サイトのタイトルと簡単な説明文(キャッチフレーズ)を入力します。ここはGoogle検索の結果にも表示される大切な部分です。
② パーマリンク設定(URLの形を決める)
「設定 → パーマリンク」で、記事のURLの形を決めます。初心者には「投稿名」がおすすめです。これは後から変更すると今までのURLが無効になってしまうため、最初のうちに必ず決めておきましょう。
③ サンプル投稿・不要データの削除
インストール直後は「Hello world!」というサンプル記事や、不要なプラグインが入っています。これらは削除して、まっさらな状態からスタートしましょう。
初心者がつまずきやすいポイント【FAQ】
Q. 管理画面(ログイン画面)はどこから入るの?
自分のドメインの後ろに「/wp-admin/」を付けたURL(例:https://あなたのドメイン/wp-admin/)が管理画面の入り口です。ブックマークしておくと毎回ラクです。
Q. サイトを開いても表示されない・反映されない
ドメインを取得したばかりのときは、世界中のサーバーに情報が行き渡る「DNS反映」に時間がかかります。最大で24時間ほどかかることがあるので、すぐ表示されなくても慌てず少し待ちましょう。
Q.「保護されていない通信」と表示される
SSL設定の反映が間に合っていない可能性があります。少し時間を置いてから再読み込みし、それでも直らない場合はサーバーパネルのSSL設定を確認してください。
まとめ|次回は「テーマ設定・デザイン」へ
お疲れさまでした!これであなたのホームページの”骨組み”が完成しました。クイックスタートを使えば、本当にあっという間にここまで来られます。次回#3では、サイトの見た目を一気にプロっぽく仕上げる「テーマ設定・デザイン」を解説します。いよいよ、あなたらしいデザインを作っていきましょう。
🛠 この記事で使ったサービス
・エックスサーバー:WordPressクイックスタートで初心者でも最速インストール
・WordPressテーマ SWELL:次回#3のデザインで活躍します
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