〜灯りの下の小さな札〜
皆さんこんにちは、夢の街物語 第16回です。
【はじめての方へ|このシリーズについて】
「夢の街 Storyscape」は、WALLEVEで実際に起きた制作や試行錯誤を、「夢の街」という架空の街の現象へ置きかえて綴る短い物語シリーズです。
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今回の語り手は、街の案内人「ユメミ」です。
コトノが差し出した記録の紙には、街を行き交う旅人たちの足跡が刻まれていました。道沿いに灯りは置かれたものの、人はその前まで来て木札を一瞥すると、そのまま通り過ぎていきます。
「人は灯りを見ているが、奥へ進もうとはしないな」
わんこが灯りを巡ると、文字のない白い札や、長すぎて途中で折れた札が、風に揺れていました。最も人通りの多い角の灯りでさえ、大げさな言葉ばかりで、奥にあるものが書かれていません。
「すまない。これでは何も伝わらないな」
わんこは十五ほどの札を外し、奥にあるものを、短く、正直に告げる言葉へと書き換えました。途中、うっかり灯りの番地まで書き換わってしまいましたが、旅人が迷う前に、慌てて元の番地へ戻しました。
続いてわんこは、街の端にある自分の小さな見世へ、初めて足を踏み入れます。扉には、古い季節の知らせが貼られたまま。棚に並んだ品の多くが同じ名前で見分けがつかず、遠くの工房からの添え書きは、読めない言葉のままでした。
未完成の紋章には「まだない」と記し、直すべき点を、帳面にひとつずつ書き留めていきます。
札を掛け直したものの、人が入るかは、まだ分かりません。見世の暗がりに、やるべき課題を残したまま、わんこは静かに息を吐きました。
――夢の街の案内人 ユメミの記録
今回の“もと”になった出来事
今回の物語のもとになったのは、サーチコンソール(Googleの検索データ)を見ながら、ブログ記事の「検索結果での見え方」を書き直した出来事です。調べてみると、検索結果に出る説明文が空のままの記事が多く、タイトルも「記事名-サイト名」の形で長すぎて、途中で切れていました。「ヨコエビ」という言葉では平均2位前後に表示されているのに、その言葉からのクリックは0のままの記事もありました。
そこで、3つのブログの16本について、記事の中身を短く正直に伝えるタイトルと説明文へ書き直しました。途中、1本の記事のURLがうっかり変わってしまい、すぐに元へ戻すという失敗もありました。
もう一つは、自分のBASEショップについての記事を書き直したときのことです。実際のショップの画面を見直すと、8月のお盆休みのお知らせが10月まで残っていたり、Tシャツ5点がすべて同じ商品名だったり、Printfulから取り込んだ説明文が不自然な訳文のままだったりと、自分の店にも直すところが見つかりました。ロゴがまだないことも、記事には正直に書いています(ショップ側の修正はこれからです)。→ BASEショップ開設の注意点と初期設定まとめ|主夫が自分の店で気づいたこと
書き直しの効果は、まだ分かりません。2週間ほどたってから、もう一度サーチコンソールで確かめる予定です。
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夢の街ストーリースケープ、第十六回。灯りの下の小さな札。
コトノが差し出した記録の紙には、街を行き交う旅人たちの足跡が刻まれていました。
道沿いに灯りは置かれたものの、人はその前まで来て木札をいちべつすると、そのまま通り過ぎていきます。
人は灯りを見ているが、奥へ進もうとはしないな。
わんこが灯りを巡ると、文字のない白い札や、長すぎて途中で折れた札が、風に揺れていました。
最も人通りの多い角の灯りでさえ、大げさな言葉ばかりで、奥にあるものが書かれていません。
すまない。これでは何も伝わらないな。
わんこは十五ほどの札を外し、奥にあるものを、短く、正直に告げる言葉へと書き換えました。
途中、うっかり灯りの番地まで書き換わってしまいましたが、旅人が迷う前に、慌てて元の番地へ戻しました。
続いてわんこは、街の端にある自分の小さなみせへ、初めて足を踏み入れます。
扉には、古い季節の知らせが貼られたまま。
棚に並んだ品の多くが同じ名前で見分けがつかず、遠くの工房からの添え書きは、読めない言葉のままでした。
未完成の紋章にはまだないと記し、直すべき点を、帳面にひとつずつ書き留めていきます。
札を掛け直したものの、人が入るかは、まだ分かりません。
みせの暗がりに、やるべき課題を残したまま、わんこは静かに息を吐きました。
夢の街の案内人、ユメミの記録。
最後までご視聴いただき、ありがとうございました。よろしければ、チャンネル登録と、次の物語もお楽しみください。

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