前回は、対話型の生成AI(ChatGPT・Gemini・Claude)の料金を比べました。今回はその続編です。実はGoogleは対話AI(Gemini)以外にも、サービスごとに別々のサブスク(月額)を用意しています。ストレージ、独自ドメインのメール、YouTube、防犯カメラ……。「気づいたらGoogleに毎月いくつも払っていた」を防ぐために、Google内の主なサブスクを1つずつ分解して、個人事業主が何にいくら払うべきかを整理します。数値は2026年8月時点・税込。料金は改定されるので、申込前に必ず公式でご確認ください。
① Google One(クラウドストレージ)
GmailやGoogleドライブ、写真の保存容量を増やすサブスクです。無料は15GBまで。仕事で書類や写真が増える人が、最初に検討するのがこれです(2025年10月に一部値上げ済み)。
| プラン | 月額 | 容量 |
|---|---|---|
| 無料 | ¥0 | 15GB |
| ベーシック | ¥290 | 100GB |
| スタンダード | 約¥440 | 200GB |
| プレミアム | ¥1,450 | 2TB |
| 上位(5TB〜30TB) | 公式要確認 | 5TB/10TB/20TB/30TB |
年払いにすると、月払いよりおよそ16%お得になります。
② Gemini(AIアシスタント)=Google Oneと“地続き”
ここが分かりにくいポイントです。GeminiのAI有料プランは、Google Oneのストレージと統合されています。つまり上位プランは「AI+ストレージ」のセット。ストレージ目的で入ったら高性能AIも付いてきた、という形です。
| プラン | 月額 | 内容 |
|---|---|---|
| 無料 | ¥0 | 基本のGemini+15GB |
| Google AI Plus | ¥725〜 | 400GB+Gemini(※同名で2TB・¥1,450の別プランも併存) |
| Google AI Pro | ¥2,900 | 5TB+上位Gemini |
| Google AI Ultra | ¥14,500〜 | 最上位(大量利用向け・公式要確認) |
注意:「Google AI Plus」は同じ名前で¥725(400GB)と¥1,450(2TB)の2プランが併存しています(2026年6月の改定で生まれた紛らわしい状態)。契約時は“容量”で見分けてください。
+α:Google Flow(Veo)=AIプランに付いてくる動画生成
②で見たGoogle AIプラン(Plus/Pro/Ultra)には、Googleの動画生成AI「Veo」を使えるGoogle Flowが含まれています。追加契約は不要です。Googleアカウントがあれば未契約でも1日50クレジットの無料枠でVeo 3.1(Lite/Fast)を試せるので、課金前に自分の事業の雰囲気を出せるか確かめるのが失敗しない順番です。
動画は生成のたびにクレジットを消費します。プラン別の「もらえるクレジット」と、そこから換算した目安の生成量は次のとおりです(月額は②の表を参照)。
| プラン | もらえるクレジット | 目安の生成量 |
|---|---|---|
| 無料(未契約) | 50クレジット/日 | Veo 3.1 Liteで1日約5本/Fastで約2本 |
| Google AI Plus | 200クレジット/月 | Liteで月約20本/Fastで約10本 |
| Google AI Pro | 1,000クレジット/月 | Liteで月約100本/Fastで約50本/Qualityで約10本 |
| Google AI Ultra | 10,000クレジット/月〜 | 大量生成・4Kアップスケール向け |
動画1本あたりの目安クレジットは、Veo 3.1 Lite=10(Ultra会員は5)/Fast=20(Ultra会員は10)/Quality=100。画像から動かす機能や1080p・4Kアップスケールの消費クレジットは変動があるため、最新は公式でご確認ください。
なお、Veoで生成した動画には、AI生成物であることを示す電子透かし(SynthID)が付与されます。仕事で使うなら、可視の透かしの有無や商用利用の条件もあわせて公式で確認しておくと安心です。
③ Google Workspace(独自ドメインの業務版)
「お店の名前@自分のドメイン」でメールを使いたい、チームでカレンダーや共有ドライブを回したい——そんなときの業務版です。料金は1ユーザーあたり・月・年間契約が基準。いずれもGemini機能込みです。
| プラン | 月額(1ユーザー) |
|---|---|
| Business Starter | ¥800 |
| Business Standard | ¥1,600 |
| Business Plus | ¥2,500 |
| Enterprise | 要問い合わせ |
個人のGmailで足りるうちは①のGoogle Oneで十分。屋号のメールやチーム運用が要るならWorkspace、という住み分けです。
④ YouTube Premium/Music
広告なし再生・バックグラウンド再生・オフライン保存が付くサブスク。動画をよく見る人や、YouTubeで発信する人の“作業環境”として入れる手もあります。
| プラン | 月額 |
|---|---|
| 個人 | ¥1,280 |
| ファミリー | ¥2,980 |
| 学生 | ¥1,080 |
| Premium Lite | ¥780 |
Premium Liteは「広告なし」に絞った安いプラン(バックグラウンド再生などは付きません)。YouTube Musicは基本Premiumに含まれます。料金は改定が多いので公式で最新をご確認ください。
⑤ Google Home Premium(旧Nest Aware・防犯カメラ向け)
Nestカメラ・ドアベルの録画期間や通知を強化するサブスク。2025年10月に「Nest Aware」から「Google Home Premium」へ名称が変わりました。店舗や自宅兼事務所の防犯に使う人向けです。
| プラン | 月額 | 主な内容 |
|---|---|---|
| Standard | ¥1,000 | 30日間の録画履歴・人物/煙などの検知通知 |
| Advanced | ¥2,000 | 60日間の録画履歴+高度なAI機能 |
⑥ その他のGoogleサブスク
上記のほかにも、アプリ・ゲームが遊び放題になるGoogle Play Passなどがあります(日本での提供・料金は公式でご確認ください)。細かなオプションまで数えると、Googleのサブスクはかなりの数にのぼります。
まとめ:一番の敵は「重複払い」
- Workspaceを契約するとGeminiは込み。なのに別途Geminiも払っていないか要チェック。
- AIの上位プランはストレージも兼ねる。Google Oneと二重に払っていないか確認。
- 「なんとなく続けている」を洗い出す。使っていないサブスクは月数百円でも積み重なります。
Googleのサブスクは便利ですが、放っておくと“重複”と“惰性”で固定費がふくらみます。前編の生成AI(ChatGPT・Gemini・Claude)の料金比較と合わせて、「自分に本当に要るサブスクはどれか」を一度棚卸ししてみてください。
「うちの事業だと、どれを契約してどれを解約すべき?」と迷ったら、わんこCreativeStudioのLINE公式へお気軽にどうぞ。固定費の棚卸しから一緒に整理します。(※リンクは公開前に挿入)
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